2011年7月2日(土)第1回まちなかリボンサロン開催
乳がんの患者さんとその家族が気軽に立寄れるサロンが、7月2日(土)いよいよスタートしました!医師、看護師、薬剤師など医療従事者、関係者らがボランティアで組織する”まちなかリボンサロン運営委員会”が主催。
どこの病院にかかっていても、患者会に入っていても入っていなくても、自由に気軽に立寄れること、常にお医者さんや医療関係者がサロンにいること、など患者さん主体の居心地の良いサロンです。
事前申込み不要とあって、いったい何人来られるやら・・と心配していましたが、なんと120名の方がぞくぞくとやってこられ、室内はあっという間に満席となりました。
また、仕事を終えた乳腺専門のお医者さんたち9人も、三々五々集まってこられ、各テーブルをまわって、参加者の質問や声に耳を傾けておられました。
濃いピンク色のリボンを袖につけているのが、医師、看護師、薬剤師など医療従事者です。
サプライズゲストに、県知事がおみえになりました。まちなかリボンサロン運営委員会代表の角舎ドクターの高校時代の先輩だそうで、激励に駆けつけてくださいました。しかし、あまりの人数の多さと賑やかな熱気に逆にサプライズ!と言われ、皆さんから笑いと大きな拍手が沸きました。
次回のまちなかリボンサロンは、8月6日(土)です。
【まちなかリボンサロン趣旨】― 広島大学乳腺外科 角舎学行ドクター作成資料より抜粋 ―
乳がんは、女性にできるがんとしては最も多く、広島県内でも年間約1,300人の患者さんがあらたにみつかっています。乳がん治療は専門性が高いため。乳腺外科のある病院、外来に患者さんが集中し、外来では非常に混みあっています。そのため、診察時間も数分と短く、治療法や副作用に治療選択肢などについての説明が十分にできていない場合も多く、乳がん告知後や治療中の患者さんの精神的なケアまで十分にサポートできていないのが現状です。
このサロンでは、患者さん同士がゆっくりとお茶を飲みながら話をすることもでき、乳がんに関する情報を交換することができます。また、乳腺専門医を中心に、看護師、薬剤師など、乳がんに関する知識を持った医療従事者が参加しますので、患者さんの不安に直接相談にのることができます。われわれ医療従事者と乳がん患者さんが、リラックスした雰囲気のなかで、楽しくおしゃべりをしながら、不安なこと、疑問に思っていたことなど、ひとつずつ解消していくことができればと願っています。
日時:毎月第一土曜日、午後1時半から3時半まで
場所:ウェストプラザ (広島市中区紙屋町2-2-2)
参加者:乳がん患者とその家族
参加費:500円(ドリンク付き) 予約は不要